初めてのブリーチ、絶対に知っておいてほしい事
こんにちは、枚方市駅から徒歩5分の美容室Torte(トルテ)です。
卒業シーズンを控え、初めてヘアカラーをする人も増えるのではないでしょうか?
なので、今日はブリーチについて解説します。
先日、年甲斐もなくぼくもブリーチしました。
今回の記事の内容は特に「初めてブリーチをする人」や「初めてヘアカラーをする人」に見てもらいたい内容となっています。
ブリーチとは
髪の色素を抜く=脱色
することをブリーチといい、通常のカラーは脱色剤と染料の組み合わせに対し、ブリーチは脱色剤のみなので、髪を明るくすることだけに特化しています。
強いアルカリと脱色の作用で毛髪に負担がかかってしまいダメージする(程度は人による)ことは避けられません。
なぜそこまでして明るくするのかは「発色」をよくする為に他なりません。
たとえばグレーにしたいと思っても色を抜いてからでなければもともと持っている「黒」「茶色」「赤み」が邪魔をして純粋な灰色にはなりません。
こちら先ほどのブリーチを土台にグレーを乗せた仕上がりです。
こちらは黄色を飛ばした「ミルクティー」
こういったデザインは最低でも2〜4回はブリーチが必要です。
髪は明るくなっていくにつれ
こげ茶(6Lv) → 茶(8Lv) → 赤みを帯びたオレンジ(10Lv) → オレンジ(12Lv) → オレンジみを帯びた黄色(14Lv) → 黄色(16Lv) → ペールイエロー[薄い黄色](18Lv)
に変化します。
自分の場合は3回ブリーチしても「オレンジみを帯びた黄色(14Lv)」まででした…
人によっては1回のブリーチで「黄色(16Lv)」までいく人もいます。
▲注▲ 明るくなる度合いは人(髪質)によって物凄い開きがあるという予備知識は持っていてください!(もともと明るくなりやすい人や地毛が明るい人は1度のブリーチでも明るく抜けやすいです)
日本人(アジア系黄色人種)はもともと黒髪ですがそれに含まれる赤みが強いんです。
その個人差が抜けやすいか抜けにくいかを左右します。
絵の具に例えると…
黒いキャンパスに色をのせるより、白いキャンパスに色を乗せた方が色そのものの発色が出てくるのがイメージできると思います。
ヘアカラーも一緒で元の髪色が明るければ明るいほど、色そのものの発色が出てきます。
グレー(アッシュ)系に必ずしもブリーチは必要か?
答えはNoです。
赤みの強さに個人差があるので一概には言えないですが、ブラウンを含んだナチュラルなグレー(アッシュ)であればブリーチの必要性はありません。
こちらブリーチなしのアッシュグレー
ツヤのある大人なアッシュです。
オフィスでも浮かないのでお仕事をされる方にも喜ばれます。
色持ちもブリーチからのダブルカラーであれば1〜2週間で色が落ちてきますが、ブリーチをしないことで色落ちが穏やかなので徐々に褪色しながらではありますが1〜2ヶ月持たせることができます。
求める着地点に応じて、そして優先順位(ダメージ、色持ち、発色etc…)などを踏まえて決めてください。
初めてのブリーチ、その後
パーマやストレートができなくなります
できる場合もありますが、髪がトロトロになる(引っ張ったら伸びる)こともありお勧めしません。
Torteではブリーチ毛へのパーマやストレートはお断りさせていただいています。
新しく生えた髪も新たにブリーチをしなければならない
1ヶ月もすると根元から真っ黒の髪が生えてきてプリンになります。通常のヘアカラーでは以前ブリーチしたところと新しく生えた部分で色が変わります。
グラデーションにしていくことも可能
真っ黒の髪が生えてきてプリンになりますが、それを生かしてグラデーションカラーにデザインにすることも可能ですし初めからそうするケースもございます。
人気のハイライト
ブリーチでハイライト(細いスジ)だけ入れて、シャンプーしてから上から全体に色を重ねるダブルカラーは全体にブリーチするよりもダメージを抑えられなおかつ取り入れやすいメニューです。
カラーシャンプーをお家でされることを強くお勧めします
カラーシャンプーとはシャンプーに染料が入ったハイトーンカラー専用のヘアケア剤です。
ブリーチ毛は色落ちが早いですが、それを緩めてくれる効果があります。
黄色くなりたくない場合は「パープル」でホワイティに。(通称ムラシャン)
アッシュを持たせたい場合は「シルバー」
ピンク、赤系を持たせたい場合は「ピンク」
色が抜けやすいのでホームケアで補い続けるのが重要です。
まとめ
Torteではコンセプトに「素材美」という部分があり、強いダメージを伴うブリーチは推奨しておりません。
でも、ブリーチをしないと叶えられないデザインがあるのも事実。
もしされる場合は今回の記事をもとに予備知識をお持ちの上でされると安心です。