美容室では当たり前のことを「あえてやらない」
こんにちは、枚方市駅から徒歩5分の美容室Torte(トルテ)です。
それぞれの美容室にそれぞれの雰囲気があります。
なにが良くてなにが悪いではなく、雰囲気づくりにおいて「なにをしているか」よりもあえて「なにをやらないか」にこだわることも必要です。
美容室でどう過ごしてほしいか
美容室では「静かにリラックスして過ごしたい」ですか?「ワイワイ活気ある空間で過ごしたい」ですか?
Torteではどちらかというと前者よりで「リラックスして過ごしてもらいたい」と思っています。
そこで、リラックスして過ごしてもらうために「あえてやっていないこと」を再確認します。
リラックスして過ごしてもらう為に「あえてやらない」こと
その1 ご来店時
美容室にお客様がチリンチリーンと入られた瞬間、全員で声高々に「いらっしゃいませーーーーー!!!」と言いません。
対応した人が「こんにちは^ ^」
すでにリラックスモードの方もおられるかもしれませんしこれでいいと思っています。
その2 店内移動時
例えばシャンプーを終えてセットブースに移動される時、全員で声高々に「お疲れ様でしたーーーーー!!!」と言いません。
すれ違ったらねぎらいの気持ちを持って「お疲れ様でした^ ^」とささやく程度。
すでにリラックスモードの方もおられるかもしれませんしこれでいいと思っています。
その3 お湯加減
シャンプー台でお流しするときにほぼ必ず聞かれる「お湯加減は大丈夫ですか?」
これTorteでは聞きません。そして聞いたとしても9割以上の方が大丈夫と答えます。
美容師はシャンプーのプロでもあるのでベストな水温管理はしっかりやる前提で、お客様の「答えないといけない」負担を減らします。
自分がお客の立場だったら何回も聞かれたり確認されるのめんどくさいからです。自分だったら「かゆいところ」も「気持ち悪いところ」も確認しなくていいよと思いますが、あとあとのトラブル(もっとこうしてほしかった)を防ぐためにもそこは一応確認します。シャンプーで寝てはったらしません笑
その4 セールス
美容室では店頭に様々な商品(シャンプー、トリートメントやスタイリング剤など)があります。
全てお客様の為にこだわって選別し仕入れた愛情たっぷりの、家に帰ってから「美容師の分身」となりえるモノたちです。
が、Torteでは「売りこみ」をしていません。全ての人に使ってみてもらいたい気持ちはありますがあくまで「売りこみ」はしません。
必要な人に必要な分だけ。
おすすめをしたとしても必要じゃない人からすると断るのがめんどくさいと思うからです。「断って悪いかな」と気を遣わすのも申し訳なくなります。そういった押しつけられない安心感もリラックスのうちだと思います。
自分自身、美容室に限らずお客の立場だったら「基本おかまいなく」「わからないことあれば聞きます」のスタンスなのでなおさらです。
ただし「自分に置き換えて考える」ことも大事なのですが、何事も「自分は自分、価値観は人それぞれ」ということも肌感でしっかり感じ取ることもとっても重要だということを踏まえてしっかりアンテナ張ります。
そして「必要としてる人」にはしっかり説明しますし、したいです。説明好きです。役に立ちたいです。些細なことでもなんでも聞いてください。
まとめ
思ったより文字数が多くなってしまいました。
サロンでの「あえてやらないこと」
テーマとしてはめずらしい切り口なのではないでしょうか。
業界では当たり前とされることにも「本当に必要なのか」をしっかり考えると共に、「あえてやること」とからめながらお客様にとって安心と信頼の「良いお店ね。」と言ってもらえるサロンでありたいと常々想っています。
では。